教室では、美しい文字を書くための方法として、ひし形や三角形などの図形に当てはめたり、また1対2の比率や絵を使って解説する独自の指導法で、小さいお子さまから、大人の方にもわかりやすくお伝えています。

コロナ対策として、自宅で稽古されたものを通信添削、または個人、少人数、時短レッスンを開催中です。


お店の看板、ロゴ、商品ラベル、メニュー表、企業理念や好きな言葉など筆文字でお書きしています

 

 

工務店の看板を

書かせていただきました

 

 

 

2019年にオープンした

ラーメン屋さんの看板

 

 

 

お漬物屋さんののれん、包装紙

商品名、かぶの絵など

書かせてももらいました

 

おかげさま 「上所_重助」の詩

 

夏が来ると冬がいいと言い、冬が来るとなるがいいと言う

太ると痩せたいと言い、痩せると太りたいと言う

忙しいと暇になりたいと言い、暇になると忙しい方がいいと言う

自分に都合のいい人は善い人だと言い、自分に都合が悪くなると悪い人だと言う

 

借りた傘も雨が上がれば邪魔になる、金を持てば古い女房が邪魔になる

所帯を持てば親さえも邪魔になる

 

 

衣食住は昔に比べて天国だが上を見ると不平不満に明け暮れて隣を見ては愚痴ばかり

どうして自分を見つめないのか静かに考えてみるがよい  一体自分とは何なのか

親のおかげ先生のおかげ世間様のおかげの固まりが自分なのではないか

 つまらぬ自我妄執を捨てて得手勝手を慎んだた世の中はきっと明るくなるだろう

 俺が俺がを捨てておかげさまでおかげさまでと暮らしたい

 

2020年3月 発表 自作の詩

 

「温もり」

 

祖父のあぐら 祖母のおんぶ

父の肩車   母のだっこ

その温もりを 忘れない



                                                                     美しい文字の世界へ

       ようこそ 

 

長澤祥邨(ながさわしょうそん)

  

  プロフィール

  水明書道会幹事

  京都書道連盟理事

 2005年千葉県船橋市にて

     図形で学ぶ書道教室開校

 2012年毎日書道展入選

 2017年京都市教育長賞受賞

     読売書法展入選

 2018年読売書法展秀逸        

      パリのギャラリーにて展示

 2019年日展入選

     読売書法展秀逸受賞

   2021年読売書法展入選

 

    

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指導例

み(美)に(仁)ま(末)は(波)


ひらがなには、元になった漢字があります。元の漢字を知って、ひらがなを書くようにしましょう。

図形と空間の意識が大事です。

な(奈)はひし形、の(乃)は円に


ひらがなは、動きながらの起筆で書くと優しい印象になります。漢字との違いや調和を楽しんでみましょう。

糸と糸へんの違い、金と金へんの違い


糸と糸偏、金と金偏は

「へん」と「つくり」の間にブロックラインを作ります。ひし形、三角形、台形の違いを覚えましょう。


「令」はひし形。

「和」の「禾へん」は三角形

「つくり」の「口」の場所は、やや高めに書くと空間が綺麗にでます。

 

「へん」と「つくり」の間に

ブロックライン」を作ります。

「近」の「しんにょう」と「つくり」の間のブロックラインに注意しましょう

「藤」の「草かんむり」の2画目、3画目には「2対1」の法則を使います。「月」のブロックラインの比率も「2対1」

                                                                        2020年、私が書いた卒業証書のお名前の一例です。

「山本」「小川」「菜」「藤田」

 

8年間で、のべ4,000名のお名前を書きました。


生徒さんの稽古風景